なんか書く!!

えいえいおーー!

トレーシングペーパー -夢日記-

何かに追われるように、トレーシングペーパーにドローイングをしていたら、突然トレーシングペーパーを破って口の中に入れた。


唾液を吸ったトレーシングペーパーは、オブラートのように口の中で溶け始めて無くなった。味はほんのりと甘く、砂糖菓子のようだった。

 

次はA2サイズのトレーシングペーパーを雑にぐしゃぐしゃと丸めて口の中に放り込んだ。先ほどと同じように唾液を吸い柔らかくなったトレーシングペーパーを、今度は食べやすいように前歯で細かく噛み切ってから飲み込んだ。

トレーシングペーパーは、羊羹のようにスーッと歯が入り、咀嚼すると西瓜の様にシャリシャリと音がした。


暫くしてから喉元に違和感を覚え始めて、拳が前歯と擦れるほど口の奥深くまで指を入れて喉元を探った。扁桃腺の少し奥で、指先にヒラヒラとしたものが触れた。それを人差し指と中指で挟むようにしてサルベージすると、きしめん状になった一繋がりのトレーシングペーパーが延々と出続けて止まらなかった。